こども・保護者・地域とともに創る こどもまんなか・ウェルビーイングシティ しながわ
(1)こどもの居場所や体験活動の機会の充実 (2)こどもの意見を言いやすい環境づくり (3)だれも孤独にしない、させないための取り組み
課題の内容
(1)こどもの居場所や体験活動の機会の充実
①居場所
・子どもの居場所は、子どもたちが自分らしく成長し、社会とつながりながら安心して生活するために大切な要素です。
・家や学校(職場)だけでは、子どもたちが多様な価値観に触れ、自己表現する機会が限られていることから、地域において子どもたちが自分らしく過ごすことができる居場所を増やし、社会的つながりや自己表現の機会の充実に取り組むことが必要です。
②体験活動
・活動や体験機会の充実は、子どもたちの社会性や自己表現を育むために大切な要素であり、子どもたちが実際に身体を使って体験し、協力や創造性を発揮することは、健やかな心と体を育むことにつながります。また、日常生活における遊びは、子どもの健全な発達に欠かせない要素です。
・小学生保護者を対象とした区アンケート調査では、子どもが取り組むといいと思う行事として、スポーツや野外活動、芸術文化活動が望まれており、実践的で多様な体験を通じて子どもたちの成長を支える機会を充実することが必要です。
(2)こどもの意見を言いやすい環境づくり
・こどもの声を聞き、それらを反映することは、こどもの自己肯定感を高め、社会への参画意識を育むことに加えて、子どもの権利の保障やこどもの視点を反映した施策の実現につながります。
・一方で区アンケート調査によると、「子どもの意見の尊重」について、「聞いたことがない」と回答した中学生・若者は3割を超えており、こども本人における「子どもの意見の尊重」への認知度が低いことがうかがえます。
・こどもたちが主体的に社会に参画できるよう、多くのこどもの意見を聞き、その声を社会に反映するしくみの構築が必要です。
(3)だれも孤独にしない、させないための取り組み
・アンケート調査では、ストレスや生きづらさを感じた(「よく感じた」と「ときどき感じた」の合計)と答えた中学生は約半数、若者では約7割でした。
・不登校やひきこもり等、子ども・若者が抱える問題が複雑化する中、だれも孤独にしない、させないため、生きづらさを抱える子ども・若者を社会全体で支えるしくみが必要です。
※上記(1)~(3)に共通して支援が行き届いていない方への対応、当事者を支える保護者等への支援、デジタル化等によるサービスの充実・効率化が必要です。
ビジョン・あるべき姿
(1)こどもの居場所や体験活動の機会の充実
①居場所
・学校、ボランティア、NPO団体等との連携のもと、子どもたちが気軽に立ち寄れる地域の居場所が充実がしていること。
②体験活動
・子どもたちが多様な体験を積むことができる地域の施設や自然環境を活用した遊び場が充実していること。
・運動やスポーツの機会が充実しており、子どもたちが楽しみながら積極的に参加できる環境が整備されていること。
(2)こどもの意見を言いやすい環境づくり
・こどもたちが自らの意見を表明できる場があり、その声を政策や施策に反映するしくみが構築されていること。
(3)だれも孤独にしない、させないための取り組み
・子どもや若者が安心して自分らしく過ごせる拠点が整備されていること。
支援機関同士の連携が強化され、子どもや若者が抱える生きづらさを社会全体で包括的に支援できる体制が構築されていること。
想定されるファイナンスのスキーム
事業内容によっては財源措置も想定されます。
頻出キーワード
特徴やタグ
理想と現実のギャップ
提案の自由度
・公共性を担保しつつ、市場調査に関連した形での事業実施など、斬新で効果的かつ持続可能な提案を募集し、実施の可否を検討したいです。