【実証実験終了のご報告】品川区民の熱中症対策に関する実証実験が完了しました

しながわシティラボへ実証実験提案型でご提案いただいた東京サラヤ株式会社との実証実験について、2025年8月31日に実証実験が完了しましたのでご報告いたします。
事業概要
近年、夏の記録的な暑さは、私たちの暮らしに深刻な影響を与えています。
品川区は、官民連携プラットフォーム「しながわシティラボ」を通じて、東京サラヤ株式会社と共同で、熱中症リスクの軽減や地域住民の安全確保、および熱中症対策意識の向上を目的に、熱中症対策の効果を測定する実証実験を実施しました。
区内の「避暑シェルター」のうち、品川区役所本庁舎3階と品川保健センターの2か所に、東京サラヤ株式会社が製造・販売する冷感ボディシート「クールシート」を設置するとともに、熱中症対策に関するアンケートを設置し、避暑シェルターにおける熱中症対策の効果およびクールシートの熱中症対策への効果を測定するものです。
この実証実験は、2025年8月4日から8月31日までの期間で実施されました。
アンケートでは、避暑シェルターでの飲料水や冷感ボディシートといった物品の配布について、約70%の方から「効果的だと感じる」との回答が得られるなど、避暑シェルターの効果や機能について、一定のアンケート結果を得ることができました。
引き続き熱中症対策に有効な手法について、検討していきます。
実証にあたっての区からの支援
実証実験フィールドとして、区有施設の提供 区役所本庁舎・品川保健センター(避暑シェルター)
しながわシティラボへのご提案について
しながわシティラボには、品川区からテーマを示し、提案やアイデア等を募集する「課題解決型」と、テーマを問わず自由にご提案いただける「実証実験提案型」の2つの形式があります。
今回の実証実験は、「実証実験提案型」にてご提案いただきました。
課題解決型
品川区から民間企業・団体等の皆様に対して、品川区が抱える社会課題を提示し、その課題解決に資する技術・ノウハウ・アイデア等を募集し、区と共創して実装化を目指す仕組みです。
実証実験提案型
民間企業・団体等の皆様から社会課題の解決に資する技術・ノウハウ・アイデア等について、テーマを問わず自由にご提案いただき、区と共創して実装化を目指す仕組みです。幅広く提案を受け付けています。