シティラボファンド
2026年07月29日 公開 / 更新
【成果報告】中小企業向けAI電気相談所設立プロジェクト【ウェルビーイング・SDGs推進ファンド事業】

先日、令和7年度「ウェルビーイング・SDGs推進ファンド」事業成果報告会が開催されました。以下は、株式会社タンソーマンGXの事業実施状況です。
本事業は、しながわシティラボへ「課題解決型」で同時提案があり、品川区と連携して実証実験を実施しました。詳細はこちらをご確認ください。
目的
電力コスト高騰とサプライチェーンからの脱炭素要請に直面する区内事業所の温室効果ガス排出量の把握を支援することを目的としています。脱炭素施策の意思決定期間を短縮し、中小企業の競争力強化と品川区のネットゼロ目標を同時に加速させる「品川モデル」を確立し、区内全域への水平展開を図ります。
内容
- 品川産業支援交流施設SHIPおよび品川中小企業センターの2拠点に、AI診断ツール「デンキチェック」を活用した「AI電気相談所」を設置。
- 利用者が電気やガスの明細書をアップロードすると、AIが60秒以内にCO2排出量と電力コストの削減策を自動診断。
- 区内事業者向けセミナーや提携事業者による導入支援まで具体的な実行支援を実施。
効果
- アカウント登録数: アカウント登録数6件
- 成功モデルの創出: 登録企業のうち1社が実際に再エネへの切り替えを実施。「再エネ=高い」という先入観を払拭し、電気代を下げながら再エネ100%導入を達成した成功モデルを創出。
- 本質的課題の特定: 「太陽光発電の初期費用の重さ」や「再エネの高コストイメージ」といった障壁に加え、決裁者(経営層)への直接的なリーチ不足が普及の最大のボトルネックであることを実証的に特定。
今後の継続性
- アプローチ手法の改善: 商工会議所や地域金融機関と連携するなど、決裁者へのトップダウン案内に取り組む。
- 訴求軸の転換: 「環境への配慮」という啓発メッセージだけでなく、「電気代高騰への対策・脱炭素要請への対応」といった経営課題に直結するメリット発信を強化。
- 自走化と横展開: 無料のAI診断ツール「デンキチェック」の提供を継続してリソース不足の中小企業を支援しつつ、再エネ100%導入と電気代削減の成功事例をエビデンスとして横展開し、「品川モデル」として確立・自走化を目指す。
ウェルビーイング・SDGs推進ファンド事業について
区の財源だけでなく、民間企業等から募る資金を活用し、区が抱える地域課題・社会課題を解決する企業・団体のプロジェクトに対して資金提供を行います。
事業のPoC/実証実験やイニシャルコストを支援することにより、プロジェクトの将来的な自走を目指します。
詳細はこちらをご確認ください。
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