【実証実験終了のご報告】紙コップのリサイクルにむけた実証実験が完了しました

しながわシティラボへ「実証実験提案型」でご提案いただいた東洋製罐グループとの実証実験が終了いたしましたので報告いたします。
実証実験概要
事業名
紙コップのリサイクルに向けた実証実験
実施事業者
東洋製罐グループ(代表:東洋製罐グループホールディングス株式会社)
背景・目的
品川区では、脱炭素社会の実現に向け、資源を繰り返し活用する「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への転換が求められています。本実証実験では、これまで主に可燃ごみとして処理されていた使用済み紙コップを回収・リサイクルし、ごみの減量化と資源循環の促進を目指しました。
実証内容
回収した紙コップを洗浄・再資源化し、トイレットペーパーや再生紙コップなどの製品へ再生する資源循環スキームの有効性を検証しました。回収対象は、東洋製罐グループ本社オフィス、避暑シェルター(地域センター)、しながわシティランなどの区内施設・イベントです。
実施期間
令和7年7月31日から令和8年6月30日まで
実証にあたっての区からの支援
品川区は、実証実験の実施にあたり、事業者と区施設・イベントとの調整役を担うとともに、円滑な回収体制の構築を支援しました。
主な支援内容
・区有施設や区主催イベントとの企画・運営調整
・紙コップ回収への協力
・実証実験全体の進行管理・監督
・横展開を見据えた技術的助言
・モデルスキームの検討・構築支援
実証フィールド
・避暑シェルター(4地域センター)
・しながわシティラン
・地域イベント等
区と事業者が定期的に意見交換や課題整理を行いながら、持続可能な回収・リサイクルの仕組みづくりを進めました。
実証結果について
主な成果
実証期間中に回収・リサイクルされた紙コップ等は合計1,301.24kgとなりました。これにより、約2,602kg(推計)のCO₂排出量削減効果が確認されました。
実施結果
東洋製罐グループ本社オフィス
・回収重量:1,237.20kg
・オフィス内での分別・回収スキームの有効性を確認
避暑シェルター(4地域センター)
・回収数:16,849個
・区の既存回収ルートを活用し、継続的な回収を実施
しながわシティラン
・回収数:6,242個
・回収重量:35.5kg
・イベント会場における紙コップ回収の可能性を確認
評価
本実証により、オフィス環境における紙コップリサイクルスキームは十分に実現可能であり、他事業者への横展開も期待できることが確認されました。目標としていた2,000kgには届かなかったものの、リサイクルの仕組みそのものを確立できたことは大きな成果となりました。
一方、区施設から再資源化施設までの運搬費用や、回収物への異物混入への対応など、今後解決すべき課題も明らかになりました。
今後の展開
・東洋製罐グループオフィスでの回収・リサイクルを継続実施
・区施設での回収ルートの検討・検証
・商業施設や大型フードコートなどへの展開可能性を検討
・より効率的な回収・運搬スキームの構築を推進
実証実験を終えて
本実証実験は、紙コップの資源循環によるごみの減量化と脱炭素化に向けた有効な取り組みであることを確認しました。品川区は今後も民間事業者との連携を通じて、循環型社会の実現に向けた取組を推進していきます。
しながわシティラボへのご提案について
実証実験提案型
民間企業の皆様から社会課題の解決に資する技術・ノウハウ・アイデア等について、テーマを問わず自由にご提案いただき、区と共創して実装化を目指す仕組みです。
幅広く提案を受け付けています。
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